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技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO16

今日は河川の維持管理について考えてみます。


河川の維持管理の特徴
河川は水源から河口まで、それぞれ異なる地域特性を有している。また土砂の流出や植生の変化等により長期的に変化していくが、その変化は一様でなく状態が変化していく自然公物である。堤防は延長が長く一箇所で決壊しても一連区間全体の治水機能を失ってしまう。また、土で作られ歴史的に築造・補修されており不確実性を帯びている。


維持管理の基本
河川維持管理を確実に行うには、河川の状態を診て、状態の変化を分析することが必要となる。そのため、技術的知見の蓄積、効率化・高度化・コスト縮減等のための技術開発が必要となる。これらを積み上げて経験を中心とした技術から、工学的技術体系への転換を図っていくことが必要となる。


具体策
・ICTなどを利用し、維持管理に関する情報を把握、記録、データベース化する。
・長寿命化計画の策定し、中長期的な視点に立った維持管理を行う。
・メンテナンスサイクルを構築し、定期的な点検、診断、評価に基づいた効率的な対応を行う。 
・多自然川づくりによって創られた環境を地域と一体となって維持、向上させていく。

 

今日のコラム

空飛ぶタイヤを観ました。
 先週の「七つの会議」についで連続で池井戸作品の鑑賞でした。主人公が追い詰められ終盤に大逆転するのは、池井戸作品の定番ですが、今回は逆転劇があまりにもあっさり描かれすぎているような印象でした。見終わった後のいつもの爽快感が少し物足りない感じでしたが、社会の巨悪に良心を持って立ち向かう姿は伝わってきました。技術者倫理の参考になります一度ご覧下さい。