技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO95
久しぶりの投稿です。
新型コロナウイルスが猛威を振るっています。
活動自粛に伴い経済への影響や人への精神的な影響が心配になりますね。
今日は、ストック効果についてです。
ストック効果とは、整備された社会資本が機能することで、整備直後から継続的かつ中長期的に得られる効果のこと。
これからの社会資本整備に向けては、ストック効果の最大化戦略を確立する必要がある。
①「効果が出る」から「効果を出す」へと発想を転換
②「賢く投資、賢く使う」の徹底
→ストック効果の見える化、見せる化
→「フィードバック」というサイクルの確立
ひとつの施設整備が様々なストック効果をもたらすことも多い
①積極的にストック効果を「引き出す」「高めていく」と言う発想への考え方転換する
②整備後に発現した様々なストック効果を積極的に把握しこれを「見える化」「見せる化」する→利用者との対話、行政自身の気づき、国民理解への醸成
③社会資本マネジメントサイクルの確立
ストック効果を高める工夫→見える化によって得た知見(工夫、効果、レッスン)を事業に有効活用する
・ストック効果を高める工夫
幅広い地域、組織の参画連携
①賢く投資→施設整備を行う際の投資面の工夫
②賢く使う→既存施設の運用面での工夫
③「賢く投資、使う」の条件整備
工夫を類型ごとに整理しインデックスを作る
新たな工夫を取り込み類型を適切に更新、発展させる
①賢く投資の具体策
・民間投資の誘発
民間投資と組み合わせて相乗的にストック効果が高まる。
例)水辺整備と水辺を利用した観光施設など
・複数事業の一体的実施
異なる事業間の連携、一体的な実施
例)河川事業と砂防事業の連携など
・ハード・ソフトの総動員
堤防整備などのハード対策と併せてタイムライン整備と訓練など、ソフト
対策などの実施
例)砂防堰堤と土砂法の指定など
・小さな投資で大きな効果
既存施設に小さな投資→機能の大幅向上
例)既設利水ダム等に放流設備を整備し治水効果を発生させるなど
・新技術の活用
従来技術以上の精度や効率性等に資する新技術の発掘
例)精度の高い洪水予想技術など
②「賢く使う」の具体策
・施設の利用効率の向上←しくみづくり
・施設の高度化・多機能化の推進
・ビッグデータの活用
3月6日技術士2次試験の合格発表がありました。
なんとか合格することができました。
合格に甘んじることなく、引き続き技術研鑽を続けていきたいと考えております。
今後もよろしくお願いします。