技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO98
受験申し込みも終えて、いよいよこれからいよいよ本番モードに入りますね。
勉強開始は早いほど良いと思います。
外出自粛で家にいる方も多いと思いますが、この時間を有効に活用して、試験に備えましょう。
砂防事業 無人化施工の意義と課題について
砂防の工事は、火山噴火や地震災害など、広範囲にわたる降灰、噴石、斜面崩壊、土石流など危険となり合わせ。
→しかし迅速な復旧や対策のための作業を早期に実施しなければならない
トレードオフをどう解決するのか(工程管理と安全管理のトレードオフ)
→無人化施工
無人化施工とは、人の立ち入れない危険な区域において、無人の建設機械を遠隔操作し、構造物の構築など土木工事を行うオペレータは安全な場所で重機に搭載されたカメラで作業を行う)
雲仙普賢岳では平成6年から試験施工され150m~2㎞の範囲で施工が可能
無人化施工の意義
安全性の確保やコスト縮減
①センシング技術(計測、数値化)や作業速度の向上、安全対策の簡易化等による工期短縮
②最小限の人数による施工、労働時間に制限されない連続施工が可能
③有人施工による危険作業の減少
④安全費、人件費の削減等コスト縮減
無人化施工の課題
①機械が複雑で周辺機器など設備が必要
高コスト→低コスト化のための技術開発
②映像伝送システム、無線機器、遠隔操作用のデジタル情報処理など通信技術の更なる向上
④手引きやマニュアルの整備。講習会、技術者の確保、増員、オペレータの技術向上等
⑤多面的(コスト、安全、環境負荷など)な優位性を確保しつつ、通常時の無人化施工の活用