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技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO96

相変らず新コロナウイルスが猛威をふるっています。

自分が感染しないことはもちろん、

自分が感染してしまっていたら、と危機感をもち、

周りに感染させないように常に心掛けることも大切だと思います。

 

今日はソフト対策(水防災意識社会再構築から)です。

目標

施設能力を超える大規模水害に対しても、「逃げ遅れゼロ」「社会経済被害の最小化」を目指す。

取組方針

①逃げ遅れゼロに向けた迅速かつ的確な避難行動のための取り組み

②洪水氾濫による被害の軽減、避難時間の確保のための水防活動の取り組み

③社会経済活動被害最小化を図るための排水活動や河川管理施設整備の取り組み

課題

①大規模な氾濫に備えるため、様々な避難方法を選択する必要がある

問題点

①家屋倒壊危険区域、想定しうる最大規模の降雨に対する浸水域、浸水継続時間など設定されておらず、住民に周知されていない

②確実な情報発令のための仕組、基準が構築されていない。確実な情報提供を担保する必要がある

③災害時要配慮者、情報弱者、外国人等への確実な情報提供や避難を担保する必要がある

④迅速な避難が可能となるよう組織毎に役割を明確化する必要がある

⑤災害リスクや出水状況に応じた適切な水防活動を実施する必要がある

対応策

①想定最大規模降雨による浸水想定区域図、氾濫シュミレーションの公表

 広域避難を考慮したハザードマップの作成、広域避難計画の策定

②雨量計、水位計等の観測データ及び洪水時の状況を把握、伝達するための基盤整備(洪水予報、水位周知河川)の増設

 避難勧告の発令に着目したホットライン、タイムラインの作成とこれに基づく実践的な訓練の実施

 避難勧告等に係る判断や伝達に係る詳細なマニュアルの整備

 防災教育や防災知識の普及

 プッシュ型の洪水予報等の情報発信

③ささえあえマップ、ハザードマップの整備・拡充

 要配慮者利用施設の避難計画の作成及び訓練の促進

④避難勧告の発令に着目したタイムラインの作成

 水防団や地域住民が参加するリスクの高い区間の共同点検

 関係機関が連携した実働水防訓練

 →これらを通してそれぞれの役割分担を明確化していく

水防団同士の連絡体制の確保

 地域の建設業者による水防支援体制の検討、構築

 災害拠点となりえる施設・資材・備品の強化