技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO13
今日は、技術士塾の小松さんが、ユーチューブで公開されている動画が非常に参考になりましたので、内容の一部を紹介します。詳しくはユーチューブをご覧下さい。
課題解決問題のポイント
課題と解決策の結論が同じにならないように記載。
試験官は論文を読んだ印象で合否(評価・点数)を決めている。
細かい点数付はあとで行っている。
同じ回答でも試験官によっても合否は異なる
印象とは
・論文の評価は点を積み上げるのではない。
・論文を読んで全体の点数を決める。
・漢字の間違えで減点はしない。
・漢字の間違いで意味がわからなくなると×
・マニュアルを見ながら論文を評価することなどできない
・同じことを書いても、まったく点数は違う。記載の順序などによって異なる。
勉強はできるだけ早く始める。(勉強の時間を確保できる。日数×時間)
論文をできるだけ書いてみる。→質の高い勉強。時間あたりの勉強の質を高く。
勉強を続ける(時間と日数をかける→努力)ことで、勉強の質が高くなり厚みが出てくる。考える時間を短縮する。(早く考える技術)
出題の内容は
技術として必要な知識
困っていること将来困りそうなこと。
誰もが書く浅い考えでは合格しない。→ただ、キーワードを並べるだけではダメ。
自分の考え、具体的な実効方法の提案(提案した課題解決策を実行するにはどうしたらよいか)
現実的な問題点を見据え、現実的に解決する方法を考える。
(コスト面、事業用地、環境面、維持管理面←深い考え、自分の考え)
課題と問題について
現在
背景 現状
問題点=現状とあるべき姿のギャップ・壁(例えば、仕事が忙しい)
未来
あるべき姿(あり方 こうあるべきだ 目標 理想)
課題=開けなければならない風穴 壁(問題点)を破るために必要なこと
(例えば、勉強時間の確保 効率的な仕事のやりかた)
解決策(方策、取り組み)=風穴を開ける方法、課題を可生簀するための方策
(例えば、時間の使い方を見直す 具体例:早朝出勤 TVをやめる)
(自分の仕事を洗いだす 具体例:計測を外注)
背景→問題点→課題→解決策 これらの流れが大切
課題に対する対応策と留意点はどう違うのか
対応策 相手や状況に応じてやるはかりごと(課題を解決する手法、方法)
留意点 心に留めること。気をつけるポイント(対応策を行う場合に留意すること)
現状 例えば、50年経過するコンクリート構造物が増える
技術者の不足、減少 など
対応策 上記の退職した技術者を再雇用することである
留意点 維持管理の実務経験を要する退職者を採用することである。
※着眼点がことなる。
業務詳細について
業務詳細は、口頭試験でも最重要項目となるため、しっかりと取り組む必要が
あります。
書き方のパターンは、下記の通りとなります。
1業務の概要
2立場と役割
3課題と問題点
4解決策
5技術的成果
課題から解決策への流れは上述のとおりです。
注意点は
1 課題解決でなく、報告書になっていないか。
(どのような課題を解決するためにこの工法をとったのかを具体的に記載)
2 主観的に書いていないか。
(具体的な状況を試験官が読んでわかるように客観的に記)
3 たくさんかきすぎていないか
(上記パターンに沿ってひとつの課題について具体的に記載する)
最重要課題解決までの流れを試験官がイメージできるように記載すること。
今日のコラム
早起きして氷彫フェスティバルに行ってきました。アーティストが一晩かけてつくりあげる氷の芸術です。ひと朝限りのライトアップに多くの方が見に来ていました。是非一度ご覧下さい。