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技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO7

今日は防災情報について考えます。
 

特徴と課題 (特徴→課題)
  ・情報を受け取る人々の多様性(様々な人々が、様々な状況下で情報を受け取ることとなる)
  →避難情報など必要な情報が、住民に確実に伝わっていない。
  ・避難などの行動につながる情報提供が必要
  →逃げ遅れが生じるなど避難につながらないケースがある。
  ・受け手側も情報を理解し、行動に移す必要がある。
  →逃げ遅れが生じるなど避難につながらないケースがある。

現状
  ・避難情報など必要な情報が、住民に確実に伝わっていない。
  ・避難情報が防災行動につながらない。
  ・避難情報等が、発令できないケースや、遅れるケースがある。
  
課題解決策
  ・情報の一元化と確実な提供(自治体からのプッシュ型配信メール等)
  ・災害対策、防災体制など具体的なマニュアルの整備
  ・河川等における観測網の強化(特に中小河川)
  ・地域全体を網羅した情報伝達システムの整備
  ・受け手側を意識したわかりやすい情報の発信
  ・地域住民に対しての防災教育の充実
  ・平常時からの災害情報の充実

考察
 有効な防災情報を提供するためには、平常時からの準備、体制、信頼関係の構築が重要。すなわち、情報の提供にあたっては、技術面と運用面で高い信頼性を持つ体制を構築したなかで、受け手の使いやすさや、理解、関心度を考慮した適切な情報収集や情報の加工が必要となり、これらは事前に準備しておく必要がある。また、情報伝達にあたっては、情報インフラ、通信、マルチメディア等、全てを総動員して対応することが必要となる。法制度を含む幅広い観点から河川に関する情報化施策の展開を検討し、最終的には、住民の主体的な行動に繋がる情報提供を目指していく。

 

今日のコラム

勉強法についての本を読みました。心に残ったことを書いてみます。
何を勉強するばよいか。
 できるだけ自分を差別化するもの、稀少性を持たせるもの。
知識より思想が大切
 答えを出すのではなく、問をつくる。答えがないから試しにやってみる。
 いろいろな答えを出す。人の心理を包括した答えを出す。
 例えば、ビックデータの見方、使い方。
 ある目的のために、何が必要かを考え、ストーリー(仮設)を作り、そのためにはどのようなビックデータを集めるか。そのことを問いかける。その時には、論理だけに頼るのではなく、不確実性も許容する。

 答えを得るためではなく、多様な答えがあることを知るために勉強する。
知識人から思想家になろう。
 知識の量ではなく、その知識に対する独自の考え方が問われる。
 その人なりの独自の解釈、分析、視点それらに基づく意見が重要。
 知識そのものではなく、知識の捉え方が大切。
 今知っている答えは、あくまで現時点での仮説に過ぎないという考えを根底にもつ。
 物事を深堀、横堀して常に別の回答をさがす。