技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO5
技術士試験の勉強に必要なことの続きです。
最新の情報にふれる。国土交通省のホームページ(トピックス、審議会、ガイドライン)に掲載されている情報は参考になります。
このような情報をまとめたノートをつくります。
一つの課題について、現状、課題、特筆事項、課題解決策を3つ以上書けるようにすることが大切です。また、必ず自分の考えを記載しておきましょう。勉強を進めていくうちに、自分の考えは磨かれてきます。その場合、ノートを何度も書き直しましょう。
作成したオリジナルノートは何度も見返します。
ノートの作成例を下記に示します。
(テーマ)中小河川における水防災意識社会再構築
水害の特徴と課題 (特徴→課題)
・急激な水位上昇→スピーディーな防災情報の伝達が不十分
・狭隘な河川沿いの土地→大部分が浸水範囲
・土砂、流木の発生→河床上昇、橋梁での河道閉塞による氾濫リスクの増大
・ローカル交通ネットワークの途絶→集落の分断
中小河川の現状
・流下断面が大河川に比較して小さい。
・流域面積が小さい
・河川延長が短い
・河床勾配が急峻
・単断面で川幅が狭い
・山腹崩壊による多量の土砂や流木の発生
・河川整備の遅れ
・改修規模が小さい
課題解決策
・水害リスク情報の共有→リアルタイムの水位情報などの提供
(ホットライン、タイムライン、水位観測体制の整備)
まちごとまるごとハザードマップ
各機関の関係者の水害リスクの共有
(水位周知河川指定促進)
・要配慮者利用施設における確実な避難
→避難確保計画の作成と訓練の実施、地域社会との連携
・治水対策の重点化と効果的な実施
→背後地の人口・資産を踏まえた集中投資
→局地的対応(輪中、宅地嵩上げ)
→既存ストックの活用
→近年の降雨状況の治水計画への反映
・土地利用の誘導→土地の水害リスクの公表、活用
災害危険区域の適切な指定
考察(自分の考え)
災害が巨大化しているなか、対応策については、地域、住
民、行政、様々な分野の技術を組み合わせた総合的な対応が大切です。また、氾濫を前提とし、時間軸を考慮に置いた対策が必要となります。
今日のコラム
初詣に行ってきました。30分ほど並びお参りをしてきました。寒かったのですが、青空の下爽やかにお参りできました。昼に食べたカレーが店の雰囲気もよく最高でした。