技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO6
今日の課題は健全な水循環についてです。
健全な水循環(物質循環)について
健全な水循環とは、流域単位、地域単位、人々の暮らしや活動の単位で繰り返される水利用の過程において、自然の水循環系ができる限り維持されるとともに治水、利水、親水に対する社会的ニーズの充足を図りつつ環境負荷を低減させ安定した生態系が保たれること。
特徴と課題 (特徴→課題)
・人間活動が影響を与えた問題
→水質汚濁の進行、地下水位低下による地盤沈下、生態系への影響
・河川流量の変化が増大→洪水、渇水被害ポテンシャルの増大
・都市化による河川への影響
→ピークまでの時間の縮小とピーク流量の増大
現状
・平時の河川流量の減少
・洪水流量の増大による氾濫の多発
・人間活動と健全な水循環には一部トレードオフの関係にある
・水質汚濁の進行
・水文化の喪失
課題解決策
・健全性の評価手法の確立
・水循環に関する情報の共有化
・住民、NPO、事業者、行政等の連携による水・物質循環系の構築
考察
課題解決にあたっては、流域からの視点、歴史的背景を考慮した取り組みが必要である。人工的な流露と自然流露は別けて考えるのでなく一体的に検討する。
また、平常時と洪水時を考慮して検討を行う必要がある。
関係機関が多岐にわたるため、関係者間の連携を図るために将来像(ビジョン)を共有しながら進めることも大切。
今日のコラム
今年は、登山にも挑戦したいと考えています。足慣らしも兼ねて、近くの里山に上ってきました。