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技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO77

今日は「水系砂防計画策定」についてです。

目的
水系砂防計画は、水系を対象に土砂生産域である山地の山腹、渓流から河川までの有害な土砂移動を制御し、土砂災害を防止・軽減することによって河川の治水上・利水上の機能の確保と、環境の保全を図ることを目的として策定する。

進め方
水系砂防計画では、計画土砂量等に基づき、有害な土砂を合理的かつ効果的に処理するための土砂処理計画を策定する。 また、土砂移動に関する問題が顕在化している水系等においては、総合的な土砂管理の推進に配慮し計画を策定する。
水系砂防計画の策定にあたっては、土砂の量および質(粒径)および土砂移動で対象とする時間、の 3 要素を考慮して設定する。
砂防基本計画を樹立する手順は、 1計画基準点の決定、2 計画規模の決定、3基本土砂量の計画である。
基本計画で扱う土砂量には、(1)生産土砂量、(2)流出土砂量、(3)許容流砂量、(4)超過土砂量があり、砂防施設による土砂量として、扞止量、貯砂量、調節量がある。
砂防基本計画は土砂処理の対象となる超過土砂量(流出土砂量一許容流砂量)を合理的かつ 効果的に処理するよう策定する。
上記の超過ど土砂に対して、A流出土砂抑制計画、B流出土砂調節計画、C流出土砂調節計画により土砂処理計画を策定する。

土砂移動の時間スケール
水系砂防計画を策定するには土砂、流量等のデータの蓄積等が必要であるため、土砂のモニタリングに関する調査等を実施する必要がある。時間スケールは短期・中期・長期の 3 期間に区分し、各々の区分に応じて土砂移動現象を設定する。
短期→計画規模の現象が発生する一連の降雨継続期間を目安に設定。
中期→短期の降雨により生産された土砂が移動する影響期間とし数年から数十年程度を目安に設定。
長期→計画の対象とする必要のある、短期・中期を含む数十年間程度またはそれ以上の期間を設定。

 

今日のコラム

「大道芸」を見に行ってきました。
多くのパフォーマーが街中のいたるところでパフォーマンスを行います。
様々なパフォーマンスがあり、好みの芸を鑑賞できます。
驚異的なアクロバットの「中国雑技芸術団」、津軽三味線の「我人」、ソプラノ歌手の「ルミナス」舞踏カンパニー「大駱駝艦」などパフォーマーは、趣向を凝らしたプロフェッショナルの技を観せてくれました。
洗練されたプロの技を観て、大変満足するとともに、私の仕事はプロの仕事と言えるのだろうか。なんて考えてしまいました。プロと胸を張って言えるよう努力したいですね。

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まちなか大道芸