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技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO43

大規模広域豪雨を踏まえた 水災害対策のあり方について

~複合的な災害にも多層的に備える緊急対策~

緊急的に実施する対策
(1)施設能力を上回る事象が発生するなかで、人命を守る取組
① 平時から災害時にかけての災害情報とその伝達方策の充実・整理
〇災害時に提供する災害情報と土地のリスク情報を組み合わせた情報提供 →平時のみならず災害時においても改めて認識してもらえるよう取り組む

〇危険性の認識につながる画像情報の提供→水位情報と併せた効果的な映像情報提供の仕組みを構築

〇住民の避難に資するタイムラインの拡充 →避難勧告着目型タイムラインの対象災害を充実、タイムラインの取組を災害時に実際に行動する個人単位や地区単位にも拡大

〇危険レベルの統一化等による災害情報の充実と整理→利用者目線に立った 情報集約サイトの整備、危険性を理解しやすい災害情報の表現方法への統一化、表現内容の単純化

〇メディアの特性を活用した情報の伝達方策の充実→様々なメディアが持つ情報提供手段の特性を活用、各メディアの有機的な連携

〇防災施設の機能に関する情報提供の充実→施設能力を上回る規模の外力が発生した際の被害の状況や避難の必要性等に関する流域住民等へ周知、ダム等の施設については、その操作方法の設定や見直しに当たって情報提供を徹底

② リスク情報の空白地帯の解消
〇浸水想定区域の早期指定→ 水位周知 河川等に指定されていない河川については、浸水想定区域の指定に向けて危機管理型水位計の設置等を進める

〇ダム下流部の浸水想定図の作成・公表

土砂災害警戒区域の早期指定

〇想定最大規模の浸水想定区域図等を活用したハザードマップへの改定→地域の災害リスクを踏まえた避難のタイミングや心構え等の情報についても、住民にわかりやすく提供

ハザードマップポータルサイトにおける水害リスク情報の充実 →浸水想定区域図の公開を中小河川まで拡大、高潮や内水の浸水想定区域図についても提供、 地形分類図等の提供

④ 避難行動につながるリアルタイム情報の充実
〇水害リスクラインの全国展開と洪水予報の高度化→時々刻々と変化する危険性を的確に評価できる水害リスクラインの導入促進、洪水の最高水位やその到達時間の情報提供など、洪水予報の高度化

〇洪水予測や水位情報の提供の強化→洪水予報河川や水位周知河川、水位周知下水道、水位周知海岸の指定を拡大、中小河川等において危機管理型水位計の設置

〇洪水予測や河川水位の状況に関する解説→洪水予報や水位情報、 画像情報等を社会に対して分かりやすく解説

〇ダム放流情報を活用した避難体系の確立

〇土砂災害警戒情報を補足する情報の提供→ 避難勧告等の発令判断を支援するシステムを整備

〇大規模水害時における情報提供設備の強化→放流情報を伝える警報設備等について、耐水性を強化

今日のコラム

縮景園」へ行ってきました。縮景園は400年の歴史をもつ名勝で、大きな池を中心に、様々なシーンを持った庭園でした。まさに日本の景色を、濃縮したようなつくりで外国人の観光客も多くいました。夕方で人も少なかったので、のんびり写真を撮りながら歩きました。

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