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技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO67

気候変動への対応について、取組内容を今後新たに検討するものを記載しますので、参考にしてください。

 

〇取組内容を今後新たに検討するもの

・防災関係機関、公益事業者等の業務継続計画策定等、共通の時間軸(タイ ムライン)に沿った具体的な対応
→大規模水災害に備えた タイムライン(防災行動計画)の策定
・氾濫流の制御、氾濫水の排除
→排水ポンプ、水害防備林,霞堤・二線堤・輪中堤などの氾濫流制御施設の整備・保全
・企業の防災意識の向上、水害BCPの作成等
→要配慮者支援施設、大規模工場、地下街等の浸水防止計画の策定→大規模水害に対する地域防災力の向上
・各主体が連携した災害対応の体制等の整備
→自主防災組織の育成、ボランティアによる防災活動の環境の整備
・できるだけ手戻りのない施設の設計→当初より追加で改良可能な構造物の設計・構築
・施設計画、設計等のための気候変動予測技術の向上
→「地球温暖化対策に資するアンサンブル気候予測データベース」等の科学的な予測をもとに、将来の治水安全度の低下や被害想定などのリスクを評価し、社会的に共有
・海面水位の上昇の影響検討
→構造物による沿岸域の防衛→人口の密集地,経済活動の集積した地域,貴重な資源のある地域は構造物を構築。
→順応→海面上昇を受容しつつ,海岸の利用を継続。建物の基礎のかさ上げ等,
・土砂や流木の影響検討
→土砂を流しやすい構造の工夫、堆積した土砂の効率的な撤去について検討
・河川と下水道の施設の一体的な運用
→関係機関の連携による対策効果の向上
・様々な外力に対する災害リスクに基づく河川整備計画の点検・見直し
→複合災害や外力の増大等にも対応した整備計画の点検・見直し
・決壊に至る時間を引き延ばす堤防の構造
→堤防の天端舗装、裏法尻の補強、堤防法面の耐水化等
・既存施設の機能を最大限活用する運用
→多目的ダムの運用見直し(利水容量の治水利用)、治水以外のダムの治水対策での利用
・大規模な構造物の点検
→構造物の機能確保のための適切な点検管理
・氾濫拡大の抑制と氾濫水の排除
→二線提、霞提、排水ポンプの適切な設置
・防災教育や防災知識の普及
ハザードマップの防災教育の活用や避難訓練を通じた防災教育など実践的な教育促進
・避難を促す分かりやすい情報の提供
→受け手を考慮したわかりやすい言語、統一された情報の発信・提供。
・避難の円滑化・迅速化を図るための事前の取組の充実
→地域防災マップ、まちごとマルごとハザードマップ、マイタイムライン等の作成を通じた、災害への心構え醸成
・広域避難や救助等への備えの充実
自治体間の広域避難体制構築、災害協定など締結するなど広域間の受援、応援体制の確立

今日のコラム

映画「アルキメデスの大戦」を観ました。
オープニングは、いきなり大和の沈没シーンから、巨大な戦艦と航空機の戦闘、そして海に沈んでいくシーンは圧巻でしたが、海兵3000人が亡くなったシーンでもあり複雑な思いでした。
大和の建造を止めるべく、戦う主人公の天才数学者。しかし、巨大な戦艦の魅力に取りつかれていくような。技術者の欲望と、技術者倫理との葛藤も描かれています。
負けるとわかっている戦争に突き進んでいく時代が、様々な人物を通して描かれています。
大和や長門の描写シーンはとにかく一見の価値ありです。2時間25分の映画でしたが、時間が短く感じられました。