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技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO29

は土砂管理について考えました。


土砂管理の課題
土砂の収支バランス(流砂系のバランス)が崩れており、下記の弊害が生じている。
・上流部の荒廃にともなう土砂流出
・土砂流出に伴う中流部での河床上昇による洪水リスクの増大
ダム湖への土砂流入による洪水調節機能の低下
・ダム下流部では土砂供給力の不足による河床低下に伴う護岸基礎洗掘等による機能低下
・河床のアーマーコート化など生態系への影響
・海岸部での土砂供給不足による海岸線の後退

土砂管理上の問題点
土砂バランスが崩れた原因は、人為的な作用によるものである。このとこから流砂系のバランスを改善するには人為的な作用を減らし、自然に近づける必要がある。(土砂の流下には自然の栄力をできるだけ活用)
これらの対策は、人間の活動とはトレードオフの関係にあるため、施設の機能を維持しながら自然の回復を行わなければならない。→トレードオフの改善が必要。

対策
・土砂の流送を考慮した森林整備、砂防事業の推進→スリット型砂防堰堤など
・モニタリングの実施による実態は把握(どこに土砂が不足し、過剰となっているかなど)山地からの土砂流出や河道内の土砂堆積・洗掘等のモニタリン グの実施。
・土砂供給が不足している箇所には、有害な土砂のみ補足するスリット式砂防ダム、ダムにおける排砂水路、下段ゲート、沈砂施設+ダンプ搬出など
・過剰供給箇所にはクローズ型砂防堰堤+土砂搬出、流速のコントロールなど
・流砂能力を向上させるための河道形状の工夫(複断面化により流砂能力を向上させることで堆積を抑制)
・河道に流入した土砂・流木の下流への流出を抑制するための 貯留施設の整備

対策におけるポイント
・土砂移動に際して、いかに自然エネルギーを利用して効率的に行うか
・最小限の投資で最大限の効果を得るか
・モニタリングの結果、現地の状況、施設の出来る前の状況などを考慮して最適な工法の組み合わせによる、全体最適を目指すシステムを構築する。

本日のコラム

 

創業60年以上の有名な洋食屋さんの料理です。今日も行列が出来ていました。待ってでも食べる価値のある昔懐かしの味です。

 


今日食べたのはミートソーススパとハンバーグでした。

 

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