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下水道第3種技術検定試験に役立つブログ(18日目)

 

残り1週間となりました。あと一頑張りしましょう。

 

汚泥の輸送についてです。 送泥汚泥の濃度は1%程度(消化汚泥の場合は2%)です。ポンプは無閉塞型渦巻ポンプ、ブレードレス型渦巻ポンプを使用します。ちなみにエアリフトポンプは汚泥引き抜きポンプです。
遠心脱水機です。 重力加速度の1500~3000倍の遠心効果をあたえます。
圧入式スクリュープレス脱水機は、汚泥圧入圧力を大きくすると含水率は低下、固形物回収率は低下します。回転数の増加により、処理量の増、含水率は上昇します。回転操作域は0.02~2.0・分となります。
回転加圧脱水機です。 連続回転する円盤フィルター2枚とスペーサーの間に調質汚泥を投入し圧搾脱水します。コンパクトで設置面積が小さいことが特徴です。
ベルトプレス脱水機です。 脱水汚泥含水率 標準型79~83% 高効率型76~80%となります。 固形物濃度が高い、繊維質など祖浮遊物の濃度が高い、ほど脱水率は良好となります。余剰汚泥の割合が少ないほど脱水性は良好となります。ろ布走行速度は、1~2m/分程度、緊張圧は300~600kPA程度 ろ布交換周期3000~5000時間程度です。 ベルトプレス脱水機の脱水能力を求める計算問題です。投入汚泥量12㎥ 投入汚泥濃度3% 有効ろ布幅3m→ ろ過速度=投入汚泥量/有効ろ布幅より、まずは投入汚泥量を求めると12㎥/時×1000㎏/m3×3%=360㎏・DS/時 したがってろ過速度=360(㎏・DS/時)/3m=120㎏・Ds/時 公称処理能力はろ過速度×ろ布幅ということとなります。脱水過程はろ過、加圧、圧搾の順となります。

多重板型スクリュープレス脱水機です。 凝集混和された汚泥を固定板と可動版を組み併せたスクリュー軸によりろ過、圧搾、搬出します。OD等低濃度の汚泥に有効。背圧板の隙間を大きくすると含水率は上昇します。ろ過速度

を求めた計算問題です。 汚泥の脱水汚泥量を求めた計算問題です。 供給汚泥量120㎥ 供給汚泥の含水率98% 脱水汚泥の含水率80%→120(1-0.98)=X(1-0.8) X=12㎥
汚泥性状と脱水性についてです。 TS(蒸発残留物)は高い方が脱水性が良い。 Mアルカリ度は低い方が脱水性が良い。 VTS(強熱減量)は、

有機物量の目安となるが、低い方が脱水性が良い。粗浮遊物(主に繊維分)が不足すると脱水性は悪くなる。

 

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脱水機

 

今日のコラムです。

 華麗なる一族を完読しました。綿密な取材に裏付けられた社会派小説で、社会の構造を深く知ることができ大変に勉強になります。主人公の阪神銀行頭取万俵大介は、智略、謀略の限りを尽くし、家族をも犠牲にして、社会的な成功を勝ち取っていきますが、人間的な成功を勝ち得たのでしょうか。そんな大介も、もっと大きなものに飲まれていくことが、ほのめかされてます。終わりの尽きない弱肉強食の戦い。人間としての幸せとは何かについて、考えさせられた小説でした。