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下水道第3種技術検定試験に役立つブログ(17日目)

 

試験まで10日を切りましたね。何とか間に合うように頑張ります。

今日は高度処理について学びます。


循環式硝化脱窒法です。
循環比=(返送汚泥量+循環水量)/流入水量であり、標準的には、流入量をQ とすると返送汚泥量0.5Q、循環水量1.5Qで、循環比R=2となります。

硝化反応です。
汚水中に含まれるアンモニア性窒素は、好気性の条件下で、硝化細菌の作用により硝酸性もしくは亜硝酸性イオンに酸化されます。
下水中の窒素の形態は、ゲルダール窒素(有機性窒素+アンモニア性窒素)、亜硝酸性窒素、硝酸性窒素で構成されます。選択式イオン交換法は、アンモニア(無機性)窒素の除去のみを目的としています。
硝化菌は独立栄養細菌でアンモニア酸化細菌と亜硝酸酸化細菌があります。硝化菌の増殖速度は一般のBOD酸化細菌に比べて約1/10程度です。したがって固形物滞留時間を7~10日程度と長くする必要があります。アンモニア性窒素が1ℊ硝化すると、7.14ℊのアルカリ度が消費されます。逆に硝酸性窒素脱窒により1ℊ還元されるとアルカリ度が3.57ℊのアルカリ度が生成されます。硝化反応は酸化反応であり、酸が生成します。

脱リンです。
嫌気好気活性汚泥法は反応タンクの前半を嫌気タンク、後半を好気タンクとして、活性汚泥のリンの過剰摂取を利用して余剰汚泥としてリンを除去する方式です。好気タンクの末端のDOは1.5~2.0㎎/l程度に維持します。嫌気タンクにDOが持ち込まれないように、汚泥返送比は30~50%(通常標準法で20~40%)程度とします。流入水中の有機物は嫌気タンクにおけるリン除去に利用されます。
嫌気無酸素好気法は生物学的窒素除去と、リン除去のプロセスを組み合わせたもので、タンクの大きさは活性汚泥法の1.5倍程度となります。嫌気タンクでリンの放出、無酸素タンクで脱窒、好気タンクでリンの過剰摂取と、窒素の硝化が行われます。硝化細菌の系内保持のためASRTを長く保つ必要がありますが、リン除去では、余剰汚泥として系外に搬出する必要があることから、SRTは短い方がよいため、嫌気好気活性汚泥法にくらべリン除去はおとります。
物理的リン除去である凝集沈殿法は、急速攪拌で凝集剤を急速に均一拡散し、緩速かくはんで微小なフロッグを成長させ粗大化させるプロセスをとります。

 

今日のコラム

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