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下水道第3種技術検定試験に役立つブログ(9日目)

 

今日は休日、日ごろの運動不足解消のため、1時間ほどのんびりと水泳をしてきました。

 

それでは、9日目排水処理の続きからです。

 

油分の排水処理についてです。

油分の処理には、自然浮上法、吸着法、浮上分離法、凝集沈殿法などがあります。自然浮上法は、乳化油などの分離ができないため、前処理的な方法として用います。吸着法は、低濃度の油の処理に適しています。浮上分離法は、油の状態に関係なく処理が可能です。凝集沈殿法は、重質油の処理に効果がありますが、汚泥の発生量が増えます。


カドミウムの排水処理です。

カドミウムは酸性域では陽イオンとして溶解していますが、中性又はアルカリ性では難解性の水酸化物を形成します。これに凝集剤を加えて除去します。


トリクロロエチレンについてです。

自然界では分解されにくく、揮発性で、水に溶け比重は水より重い毒性があり、管渠内での作業に影響を及ぼすほか、地下水に長期間残留し汚染を引き起こす。排出源としてドライクリーニング業金属加工業、電子産業などがある。処理方法としては、揮散法、活性炭吸着法などがある。揮散法とはばっ気により揮散させ排水から分離させる方法です。


ダイオキシンについてです。

発生源は、製紙・バルブ業、廃棄物焼却施設などがあります。水に溶けにくく蒸発しにくい特徴があります。除去法としては、オゾン+紫外線照射法があります。また生物処理で80%以上、活性炭処理を併用すると90%以上の除去が可能です。

 

今日の勉強はここまでです。

 

ここのところ山崎豊子の小説にはまっています。今年になって、仮想集団、大地の子、運命の人と読み、今は華麗なる一族を読んでいるところです。山崎豊子の小説は、壮絶な生きざま、赤裸々な人間像、人間の欲望と醜悪さ、優れた叡智と純真なこころなど丁寧にかつ大迫力で書かれており、読み進めるのにエネルギーが必要ですが、読後、こころと記憶にしっかり残る作品だと思います。折りを見て書評なども書いていけたらと思っています。