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技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO83

台風災害から1か月たちました。今日も台風19号関連について記載します。

今回の際涯での破堤に至る主なプロセスは、越水による堤防裏法面の洗堀でした。

千曲川では、堤防高の80㎝を上回る越水がありました。一方で浸透や浸食には耐えた形跡があります。このことから、越水に強い粘り強い構造の堤防を整備するとともに、流域全体での河川整備が必要となります。越水自体を防ぐには、今回の台風レベルの洪水を流せる河道確保が必要ですが、河川整備の原則として下流からの再整備が必要となるため多くの時間と費用が必要となります。

まずは、流量について、データに基づく検証をしっかりと行い、流域全体のバランスを取りつつ、新たな決壊の危険性をできる限り抑えながら進める工夫が求められます。

 

口頭試験について

技術者倫理に関する質問が出る可能性がありますが、具体的な事例を下記に示します。

事例

一連のデータ改ざん

公的企画または顧客の仕様を満たさない製品等について検査結果の改ざんまたは捏造を行った。

◆原因

収益偏重経営

コンプライアンス意識の低下

品質管理手続きの不備

コンプライアンスの研修がない。懲戒処分がない。

◆防止策

外部の品質管理委員会

リスク管理体制見直し

組織閉鎖性の改善

品質マネジメントの強化

品質保証人材の教育、育成

品質管理プロセスの見直し

受注時の承認プロセスの見直し