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技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO66

気候変動への対応についての、具体策を掲載しますので、参考にしてください。

 

〇これまでの取組をさらに推進していくもの
・災害時の市町村への支援体制の強化
→市町村相互の支援、都道府県が調整・支援、都道府県の範囲を越えての対応が必要な場合、都道府県相互の支援に加え、国が調整・支援を行うなど、あらゆるレベルでの連携強化
・施設の着実な整備
→施設の運用、構造、整備手順等の工夫
・既存施設の機能向上
→既存施設の適正な評価と運用面の見直し、嵩上げなど機能強化
・維持管理・更新の充実
→ストックマネジメントなど維持管理手法の充実・強化
・水門等の施設操作の遠隔化等
→自動化、遠隔操作化による管理の効率化と確実性の向上
・総合的な土砂管理
→モニタリング等による土砂流出形態の把握とそれに基づく対策の実施
・観測等の充実
→水位観測施設などの観測網の充実と低コスト化等
・水防体制の充実・強化
→水防体制への支援。情報の共有や提供。建設業者などの水防活動参加促進等
・道路・河川管理施設等を活用した避難場所等の確保
→IC予定地、工事用通路(将来維持管理用通路)を活用した道路施設内の避難場所及び避難経路の確保、残土を利用した高台避難場所の造成等
・粘り強い構造の海岸堤防等の整備
・総合的な浸水対策
→流域治水対策(貯水施設、浸透施設等の保水、流出防止策)
・土地利用状況を考慮した治水対策
→リスクマネジメントによる浸水リスクの高い土地への対策の実施(治水、内水対策の重点化、家屋等の移転の促進等)
・地下空間の浸水対策
→浸水防止計画の策定、防水施設の設置
・避難勧告の的確な発令のための市町村長への支援
→河川管理者と首長とのホットラインの構築等

今日のコラム

坂の上の雲から」事実認識の大切さを説いた記載がありましたので参考に掲載します。
 日露戦争の勝利後、日本陸軍は確かに変質し、別の集団になったとしか思えないが、その戦後の最初の愚行は、官修の「日露戦史」においてすべて都合の悪いことは隠蔽したことである。参謀本部編「日露戦史」十巻は量的には膨大な書物である。戦後すぐ委員会が設けられ、大正3年を持って終了したものだが、それだけのエネルギーを使ったものとしては各巻につけられている多数の地図を除いては、ほとんど書物としての価値を持たない。作戦についての価値判断がほとんどなされておらず、それを回避しぬいて平板な平面叙述のみに終わってしまっている。作戦の当否や価値評論を行っていないからだ。

私たちの仕事においても、判断をした経過やその当否、価値評価を行うことは、組織や私たち自身の成長ために重要ではないでしょうか。後につなげていけるように、記録を取ることも大切ですね。