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技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO86

12月も後半になりました。あっという間の1年間でした。

1年間技術士試験に向けて勉強をしてきましたが、この体験を通じて

少しは、自身の成長を感じることができました。

やはり目標に向かって努力することは、充実感を味わえ、気持ちのいいことだと

あらためて感じています。

 

口頭試験を受験してきました。

まだ、試験中の方もいらっしゃると思いますので、試問内容については後日としたいと思いますが、感想を記載します。

会場は渋谷のフォーラム8でした。7階の受付に行くと、試験の流れについて、丁寧に教えていただきました。30分ほど前についたので、控室で待つことになりました。控室はオリオンホールという広い会議室で、大勢の受験者の方が、いらっしゃいました。室内は緊張感で満ちており、皆様、真剣そのもので、口頭試験のための最後のおさらいをしているようでした。私も、業務詳細のプレゼンの内容を、頭の中で繰り返し反復しながら時間を待ちました。

5分前には試験室で待機することとなっていますので、試験室に向かうと入口の横に椅子がありました。そこで待機した5分間がなんとも言えない時間でした。

言い難い緊張感や不安感が襲ってきました。緊張感は拭えないものでしたが、少しでも緊張感をほぐそうと、受験番号を何度も繰り返していました。

時間どおりに試験室のドアが開き、声がかかりました。この時点で緊張はピークを迎えました。

試験官は2人、温厚そうな方でした。椅子が2つあり、一つの椅子は荷物を置くためのものでした。

最初は世間話という話もありましたが、それはなく、いきなり試問が始まりました、最初の試問では、緊張で声が上ずるのが自分でもわかりましたが、試問を重ねるうちに、緊張感はなくなり、内容はともかく、割とスムーズに会話ができました。

20分間は、あっという間に過ぎ、試験会場を出た時には、言いようのない解放感を得ました。

その後、すぐに試問の内容をメモしましたが、聞かれたことに対して答えになっているか疑問な点がいくつか出てきました。

不安な点はいくつかあります。ただ、後はじっと結果を待つばかりです。

 

今日のコラム

司馬遼太郎の「関ケ原」を読んでいます。

山内一豊が語った織田信長評がよかったので記載します。

「御癇癖がはげしく、お好みが偏り、使えにくい主人でござったが、いまから思えば、不世出の英雄にましましたな。あの方は、御生涯のうち、御自国で兵戦はなさらず、常に一歩でも二歩でも国境のそとに踏み出して戦をなされた。その戦のなされぶりも、ときに風にあおられた火のごとく苛烈に敵を攻めるかと思えば、ときに悠々閑々として長陣を我慢なされ、千変万化、ひとつとして同じ戦法を用いられたことがない」

まさに信長を見事に言らわしていると思います。やはり「天才」ですね。

 

 

 

 

技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO85

そろそろ口頭試験も始まっているのではないでしょうか。

私も自分の力を出し切れるよう、準備を進めていきたいと考えています。

今日は、口頭試験対策について記載したいと思います。

 

口頭試験の中心はやはり「業務詳細に関すること」でしょう。

内容の説明を短時間で求められることが多いようですので、

スムーズにプレゼンができるよう、何度も繰り返し練習をしておきたいと

考えています。一度録音して聞いてみるのもいいようです。

また、業務詳細について、どのような質疑があるのか、何度も考えてみることが重要だと思います。これにより、質問に対する回答を準備できるばかりでなく、業務について深く考えることができるます。

私は業務詳細についての質問事項として、下記のような問題を予想しました。

・この業務にどのようにかかわったのか

・この業務の問題となった点は何か

・なぜそれが問題点なのか

・その問題をどのように解決したのか

・現在であればどのような解決法があるのか

・この業務の改善点は。短所は。

・この業務は今後どう役立つのか。

・提案に目新しさはあるのか。

・業務で配慮したこと。

・業務が継続する場合に、今後必要となること

 

今日のコラム

目標達成のために必要なこと

・目標は具体的に

・目標は測定可能なものに

・目標達成の日時を決める

・現在形で目標を書く

・実現可能であると常に考える

私は充実した生活を送るためには、目標は必要だと考えています。小さな目標でもよいので常に目標を目指していきたいと思います。

 

技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO84

久しぶりの投稿です。仕事が忙しいことと、パソコンの調子が悪いことでなかなか記事を書けませんでした。

 

台風19号災害での、長野県の浅川の事例を紹介します。

支流河川の合流部において、本川の増水に伴い水門を閉鎖し、排水機場による排水を稼働したところ、本川の水位がさらに増加し、本川の管理者より排水ポンプの停止要請を受け、内水氾濫が生じたました。

この河川で、過去に生じた内水氾濫では、排水ポンプの能力が不足しいたことが原因であったため、ポンプの増強による排水能力向上と雨水調整池の設置などの対策を組み合せた対策を行っていた。しかし今回はその想定とは異なり、本川の水位が上昇したことにより、上流から流れ込む水を排水できず、本川との合流部付近で氾濫したものであった。

このことから、本川の流下能力向上はもちろんのこと、排水ポンプ停止後の対応を検討するとともに、雨水調整池などの流域治水対策の効果も検証していくことが重要となる。例えば、増水時に流域の水田などを、堤防で囲み遊水地として利用していくことなどが対応策となる。

来年度以降このような事象への対応も試験の対象となることが予想されます。

 

口頭試験対策

口頭試験での予想試問を記載します。

技術士法の目的について述べよ

技術士の義務と責務について説明せよ。

・公益確保に関して業務の中で留意していることは何か

技術士法の欠格条項について説明せよ

・CPDに関する取り組みについて

技術士試験を受験した動機は

技術士の資格を使って何かなしたいことはあるか

 

今日のコラム

 筆記試験を合格された方から、コメントをいただきました。

このブログも、参考にしていただいたとのことで、本当にうれしく思います。

志を同じくする方に、少しでも役に立てたらと思い書いてきましたが、ひとりでもその様に感じていただいた方がいて感激してます。

これからもよろしくお願いします。

 

技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO83

台風災害から1か月たちました。今日も台風19号関連について記載します。

今回の際涯での破堤に至る主なプロセスは、越水による堤防裏法面の洗堀でした。

千曲川では、堤防高の80㎝を上回る越水がありました。一方で浸透や浸食には耐えた形跡があります。このことから、越水に強い粘り強い構造の堤防を整備するとともに、流域全体での河川整備が必要となります。越水自体を防ぐには、今回の台風レベルの洪水を流せる河道確保が必要ですが、河川整備の原則として下流からの再整備が必要となるため多くの時間と費用が必要となります。

まずは、流量について、データに基づく検証をしっかりと行い、流域全体のバランスを取りつつ、新たな決壊の危険性をできる限り抑えながら進める工夫が求められます。

 

口頭試験について

技術者倫理に関する質問が出る可能性がありますが、具体的な事例を下記に示します。

事例

一連のデータ改ざん

公的企画または顧客の仕様を満たさない製品等について検査結果の改ざんまたは捏造を行った。

◆原因

収益偏重経営

コンプライアンス意識の低下

品質管理手続きの不備

コンプライアンスの研修がない。懲戒処分がない。

◆防止策

外部の品質管理委員会

リスク管理体制見直し

組織閉鎖性の改善

品質マネジメントの強化

品質保証人材の教育、育成

品質管理プロセスの見直し

受注時の承認プロセスの見直し

技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO82

口頭試験について、記載します。


 2019年度口頭試験の改正内容は試問事項の変更です。変更後の試問事項は下記のとおりです。
技術士としての実務能力
・コミュニケーション・リーダーシップ
→業務経歴と詳述業務および筆記試験の問題解決能力と課題解決能力を問う答案を使って試問される。記載した業務でどこでコミュニケーション能力やリーダーシップ能力をを発揮したか問われる。顧客の意図を理解して、管理、指導、ステークホルダーへの説明など説明。
・評価、マネジメント
→自分の仕事を評価しマネジメントする。成果(成果の大小など)に関する自分の考え。マネジメントは評価に基づきどのように改善するか(PDCAサイクル
技術士としての適格性
3技術者倫理
→責任についての考え方、モラル、環境問題、リスクと安全などが問われる。
技術者倫理が問題となった事例などを事前に準備する
4継続研さん
→CPDを行っているか。
勉強方法としては、
・想定問答の策定  
・口に出して練習(口述を録音し繰り返し練習)
当日の対応
・感情的にならない
・冷静に受け答えする
・謙虚さや礼儀正しさ

今日のコラム

仕事の仕方について参考になる考え方がありましたので紹介します。

 仮説を立て、どの仮説が有効であるか検討し、その仮説の有効性を検証するために何を知らなければならないかを問う。重要な問いには、「判断の基準は何か」成果をあげる正しい決定のためには、極めて多くの思考と労力を投じる必要がある。このためにも自ら出かけ現実からのフィードバックを得ることが重要である。

 

 

技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO81

台風19号など相次ぐ自然災害を踏まえ「国土強靭化」事業費の上積みする報道がありました。

国では、防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策を昨年度から3か年にわたって実施しています。緊急対策について、河川に関係する事項をまとめました。

基本的な考え方

・防災のための重要インフラ等の機能維持

・国民経済・生活を支える重要インフラ等の機能維持の観点から、特に緊急に実施すべきハード・ソフト対策について、3年間で集中的に実施する。

◆取り組む対策

1防災のための重要インフラ等の機能維持

・大規模な浸水、土砂災害、地震津波等による被害の防 止・最小化 

・救助・救急、医療活動などの災害対応力の確保 

・避難行動に必要な情報等の確保 

2国民経済・生活を支える重要インフラ等の機能維持

・電力等エネルギー供給の確保 

・食料供給、ライフラインサプライチェーン等の確保 

・陸海空の交通ネットワークの確保 

・生活等に必要な情報通信機能・情報サービスの確保 

◆主な具体的措置

・全国の河川における堤防決壊時の危険性に関する緊急対策

・全国の河川における洪水時の危険性に関する緊急対策[河道等、堤防 及びダム]

・中小河川緊急治水対策プロジェクト[再度の氾濫防止対策及び土砂・ 流木対策]

・全国の中小河川における土砂・洪水氾濫等の危険性に関する緊急対策 

・全国の内水浸水の危険性に関する緊急対策

・全国の大河川や国土交通省所管ダムの電力供給停止時の操作確保等 に関する緊急対策

・全国の雨水ポンプ場等の耐水化に関する緊急対策

・全国の水門・陸閘 りっこう 等(海岸保全施設)の電力供給停止時の操作確保等に関する緊急対策

・全国の海岸堤防等の高潮等に対する緊急対策

・全国のインフラ・ライフラインの土砂災害に関する緊急対策

・全国の火山における火山噴火緊急減災対策砂防計画の策定等及び同 計画に基づく緊急対策

・全国の土砂災害警戒区域等における円滑な避難の確保に関する緊急 対策

・全国の海岸堤防等の耐震化に関する緊急対策

・防災・減災、国土強靱化を担う建設業の担い手確保等に関する緊急対 策

・全国の水文観測・監視施設の緊急対策

・全国の大河川における情報収集に関する緊急対策

・河川情報の提供方法・手段等に関する緊急対策

・全国の内水浸水のソフト対策に関する緊急対策

・高潮対策等のためのソフト対策に関する緊急対策

・土砂災害対策のためのソフト対策に関する緊急対策

・全国の火山の監視カメラ等の緊急対策

・気象・地震等観測施設の継続性確保に関する緊急対策

・気象業務を維持するための拠点施設の継続性確保に関する緊急対策 

今日のコラム

 山城についての講演会に参加しました。

 山城の魅力

・当時の姿がほぼ100%残っている。平城は、堀など埋め立てられており、ほとんど当時の姿から改変されている。

・戦国時代の人々の知恵を解き明かす。どう考え、どう守ったか。

山城はまだ黎明期であり素人でも楽しめるし発見もできる。

 

これからも、登城、調城など「山城」を楽しんでいきたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO80

久しぶりの投稿です。

台風19号が猛威をふるい、日本各地で大きな被害が生じました。被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

台風19号災害の現時点で抽出されている課題を列記してみます。

・工事の終了した完成堤防が破堤した。→計画に基づいて完成した堤防が決壊したことから、想定以上の降雨への対応がより必要となった。

・避難所への移動時に被災した。→避難路の交通規制が相次ぎ行き場を失った。また、現場に規制の情報が伝わっていなかった。

・地域により洪水想定、警戒意識に差があった。→近年出水が少なかった地域に警戒感が小さい傾向強かった。

土砂災害警戒区域外での土砂災害の発生→地球温暖化による降雨量増加も踏まえた見直しが必要。

・決壊した13河川で水位計が設置されていなかった。→河川水位は、避難情報の判断材料であるが、設置コストなどが支障となり水位計が設置されていなかった。

SNSを活用した浸水推定段彩図の作成→SNS上の写真を活用して被害を解析

・被災後の浸水リスク上昇→堤防の損壊や排水機場の被災後の降雨による、反乱リスクの上昇

・降雨のピークが過ぎた後の、河川氾濫の発生→雨のピークが過ぎたことによる安心してしまうという心理。

・被災状況の把握の遅れ→人手の不足や、組織間の情報共有の不足

 

今回の台風災害の経験を生かして、上記の課題を、ひとつひとつ解決していくことが大切です。

私も技術者として、何ができるのか考えていきたいと思っています。

 

10月29日に筆記試験の合格発表がありました。

予想に反して合格していました。何がよかったのかわかりませんが、コツコツと努力した成果が出たのだと考えています。私のような凡人でも、やればできました。

これから口答試験に向けて勉強を始めたいと思います。

次回からしばらく口答試験について記載していきたいと考えていますので、よろしくお願いします。