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技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO3

試験に出題される可能性のあるトピックをまとめていきたいと思います。

水防災意識社会再構築ビジョン 

 施設では守り切れない大洪水は必ず発生することを前提として策定された。


 ソフト対策とハード対策を一体的、計画的に推進し、地域一体となって取り組む。

 

 ◎ソフト対策 より実効性のある「住民目線のソフト対策」がポイント
  ・リスク情報の周知
    立ち退き避難が必要な家屋、倒壊等氾濫想定区域の公表
  ・事前の行動計画、訓練
    避難に着目したタイムラインの策定。
    首長も参加するロールプレイング形式の訓練
  ・避難行動のきっかけとなる情報をリアルタイムで提供
    洪水予報などの情報をプッシュ型で配信。例として、自分のいる場所の

    雨量、水位などをスマートホンで受信できるシステムの構築

  ・避難の手助けとなる避難想定区域図の作成、周知、地域防災計画等への活用
    避難の手助けとは、災害への準備に向けた具体的な方法や意識の向上、

    避難の仕方などを記載、周知するとともに、避難訓練などにより実効性を向上

    させること。
    実際に現地に浸水深など表示するまちごとまるごとハザードマップの作成

    なども有効。


   ・具体策 上記を考慮したその他の具体案
   ・簡易アラート、簡易水位計の設置
   ・タイムラインの繰り上げ(初動段階が非常に重要)
   ・タイムラインの拡大(関連機関との連携)
   ・水害対応チェックリスト(社会全体で洪水氾濫に備える)
   ・被災時の体験を活用。教訓として伝える。
   ・日常からの社会、住民との信頼関係の構築。

    (円滑な避難や迅速な復旧にも影響)

 

 ◎ハード対策
   ・河道の確保、堤防の整備
     流下能力不足→堤防の整備、嵩上げ、河道掘削

     (上下の左右のバランスを確保しながら実施)

 
   ・浸透、浸水対策
     パイピング・法すべり→漏水(浸透)対策

     (表法面への護岸、遮水シートの設置、 裏法方へのドレーン設置)
  

   ・脆弱部への整備
     水衝、洗堀→浸食、洗堀対策(護岸、護床、水制工等)
   

   ・危機管理型ハード対策  
     もし堤防から水があふれた場合でも、堤防が破堤するまでの時間を

     少しでも引き延ばし避難時間を確保する。

            堤防天端の保護、堤防法尻の補強など

 

 

晩秋の紅葉を撮影しました。周りの木はすっかり落葉しているのですが、

1本だけ、青空に映える、きれいな紅葉でした。

 

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