スポンサードリンク

技術士(河川・砂防及び海岸)受験に役に立つブログNO49

国土交通白書から出題の可能性の高い施策の具体例を記載します。

地域活性化のための具体的な施策

(1) 民間投資誘発効果の高い都市計画道路の緊急整備→民間投資計画と一体となった公共投資
(2) 交通結節点の整備
・鉄道駅やバスターミナル等の交通結節点には、交通機関相互の 乗換え利便性の向上や鉄道等により分断された市街地の一体化、駅機能の改善等を実施し、都市交通の円滑化や交通拠点としての機能強化等を図る。また、医職住の近接による地域の集約化等の観点から、既存の鉄道駅に子育て支援施設や医療施設を併設するなど、安心して暮らせる地域の総合的な拠点としての駅機能の高度化を推進。→駅を中心都市としたコンパクトシティーの構築 
(3) 交通モード間の接続(モーダルコネクト)の強化
・ストック効果を高める利用重視の道路施策を進めていく上で、地域における高速道路、鉄道・新幹線等のネットワークの状況を踏まえながら、バスを含めた公共交通の利便性を向上する取組みを道路施策としても加速することが必要。
このような中、バスを中心とした取組みとして、ITSとPPPをフル活用しながら、 バス利用拠点の利便性を向上するための『バスタプロジェクト』を展開することにより、多様な交通モード間の接続 (モーダルコネクト)を強化し、地域の活性化、生産性の向上、災害対応の強化を実現させる。また、カーシェアリングやシェアサイクルといった新たな交通モードについて、道路空間を有効活用しながら、公共交通との連携を強化させる取組みを推進。→高齢化社会を見据えた自動車に頼らない社会の構築
(4)企業立地を呼び込む広域的な基盤整備等・交通インフラの整備促進
各地域が国際競争力の高い成長型産業を呼び込み集積させることは、東アジアにおける競争・連携及び地域活性化の観点から大きな効果がある。このため、空港、港湾、鉄道や広域的な高速道路ネットワーク等、地域の特色ある取組みのために真に必要なインフラへ集中投資を行い、地域の雇用拡大・経済の活性化を支える施策を推進。→国家、地域のビジョン、戦略にマッチした公共投資
(5)地域に密着した各種事業・制度の推進
・事例 「かわまちづくり」支援制度
河口から水源地まで様々な姿を見せる河川とそれにつながるまちを活性化するため、地域の景観、 歴史、文化及び観光基盤などの「資源」や地域の創意に富んだ「知恵」を活かし、市町村、民間事業者及び地元住民と河川管理者の連携の下、「かわまちづくり」計画を作成し、河川空間とまち空間が融合した良好な空間形成を推進。→地域との共同による地域ブランドの構築

■対流促進型国土形成のための国土・地域づくり
・地域の活性化及び持続的な発展を図るため、地域の知恵と工夫を引き出しつつ、総合的に施策を展開することが重要である。そのため、国土形成計画(全国計画及び広域地方計画)に基づき、対流を全国各地でダイナミックに湧き起こしイノベーションの創出を促す対流促進型国土の形成を目指し、重層的な国土構造、地域構造の形成を図りつつ地域の特性に即した施策展開を図る。
具体的施策
・自立的な広域ブロックの形成に向け、広域にわたる活発な人の往来又は物資の流通を通じた地域の活性化を図る→地域間交流の促進を後押しする公共投資
・官民が連携して策定した広域的な地域戦略に資する事業について、民間の意思決定のタイミングに合わせ、機を逸することなく基盤整備の構想段階から事業実施段階への円滑かつ速やかな移行を図る→PI手法などによる、公共事業の共働化、プロセスの共有
・地方部における多様な主体の協働による自立的・持続的な地域づくりを促進するため、事業型の地域づくり活動(地域ビジネス)を生み育てるための多様な主体が連携。
・一定規模以上の人口・経済を擁する都市圏においては、経済成長のけん引、高次都市機能の集積・ 強化及び生活関連機能サービスの向上の実現を目指す「連携中枢都市圏」の形成→自立した強い地方都市の構築
・地域の拠点形成の促進等
①多様な様な広域ブロックの自立的発展のための拠点整備
②集落地域における「小さな拠点」つくりの推進→道の駅などの有効活用

 

今日のコラム

 継続的な学習について
  今の自分は10年前の自分の成果である。
  今、努力(学習)しないと10年後の自分はみじめになる。
  だから、今に甘んじて学習を怠ることはできない。
  常に学ぶことを継続することが、とても大切なのです。