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下水道第3種技術検定試験に役立つブログ(12日目)

 

 

朝晩は冷えましたが、すごし易い秋晴れの一日でした。

今日は下水道の施設について学びましょう。

 

沈砂池です。

沈砂池における平均流速は0.3m/秒程度が標準です。スクリーンの強度は1.0m程度で設計されていますので、汚水ポンプ場のスクリーンには水位差ができないように、スクリーンかすは除去します。

最初沈殿池です。

水面積負荷は分流式で35~70(㎡・日)合流式で25~50(㎡・日)沈殿時間は1.5時間が標準です。OD、長時間エアレーション、回分式活性汚泥法は初沈を省略できます。汚泥引抜量の計算は必須です。例題をしっかり覚えましょう。
流入水量10,000㎥ 流入水SS 200mg/l 流出水SS110㎎/l 引き抜き汚泥固形物濃度3%の場合の引き抜き汚泥量は→10000×(200‐110)/3×10000=30㎥/日  {流入水中のSS-流出水のSS)×流入水量}/{引抜汚泥中の固形物濃度×(流入水量×10000)数字だけ変えた同一の問題が多数出題されています。

 

最終沈殿池です。

水面積負荷は20~30(㎡・日)終沈は分流式合流式は同一の値となります。沈殿時間は3~4時間が標準です。沈殿時間を求める計算です。出題確率が高いです。これも覚えましょう。流入水量2,000㎥/日 池数2池 有効水深4m 水面積負荷12㎡・日
まず沈殿池の面積を求めます。→2000/12=166.6㎡ 池の容量は166.6㎡×4m=666.4㎥ したがって沈殿時間は(666.4m3/2000㎡/日)×24時間/日=8時間となります。活性汚泥の沈降速度水温が低下すると水の粘性が増加するため遅くなります。またMLSS濃度が高いほど粒子相互の流線が影響し合う干渉沈降が起こり(すなわち沈下のための抵抗が大きくなる)沈降速度は減少します。また終沈の掻き寄せ機は連続運転が基本です。

 

最近は小説を好んで読んでいますが、小説は、会話(セリフ)、説明、描写の3つが組み合わさって文章が成り立っています。この3種類の文章のバランスをいかにとるかが小説を書くコツだそうです。このことを頭に置きながら小説を読むと、作者の素晴らしい技術が見えてきます。皆様もそこのところを少し気にして読んでみてください。小説を読む楽しみが増しますよ。